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参考リンク
内視鏡下副鼻腔手術(ESS):使用器具
ESSはテレビモニタを見ながら副鼻腔の手術を行いますが、ビデオゲーム好きの先生なんて、上手そうですね。
マイクロデブリッター
ESS では、内視鏡の先端についたCCDカメラのモニタ映像を視ながら、細い鉗子によって病変組織を切除していきますが、広範囲の組織を切除するには時間がかかり、出血も多いことが難点でした。しかし、最近ではマイクロデブリッターまたはシェーバーメスと呼ばれる機器が導入されつつあります。
マイクロデブリッターは吸引器の先端が鼻毛カッターのような二重構造になっていて、高速回転する内側の刃が吸引された組織のみを削り取ります。掃除機付きのメスなんですね。
出血も同時に吸引するので良好な視野を確保できます。しかもマイクロデブリッターによる切除は、鉗子での切除より痛みが少なく創面も治癒しやすいとのこと。
ちなみに、これまで三十分かかっていた広範囲の鼻茸切除が、数分間に短縮されたという報告もあるようです。より安全で素早い手術が可能になったのですね。
『浜松耳鼻咽喉科』さんのサイトには手術の模様を納めたムービーがありますので、興味のある方はご覧ください。すぱすぱ吸い込んでます。
ナビゲーションシステム
手術部位を直視できない内視鏡手術は、非常に高度なテクニックが要求されそうな気がしますが、それをサポートするためのモニタリングも進歩しています。
副鼻腔の周囲には頭蓋底や視神経等の重要な組織が存在し、例えば篩骨洞の外側壁、天蓋は非常に薄い骨ですが、そのまま眼窩や頭蓋底の一部を構成しています。手術中にこれらを損傷すると、視力障害や頭蓋内感染症などの深刻な後遺症を起こす危険性があります。
副鼻腔内の手術で、このような事故予防には内視鏡や手術器具の先端位置を把握する必要があるため、最近ではナビゲーションシステム(三次元位置表示システム)が開発されています。
ナビゲーションシステムでは、モニタに映る患者の正面、側面、水平面のCT画像上に、随時、手術器具の先端に取り付けたセンサーの位置を表示してくれるため、内視鏡と併用することで手術部位の把握がより確実に行えるようになりました。
というわけで、調べてみるとESS万能といった感がありますが、現在は従来の根治手術が全く行われないかというと、鼻腔から離れた器具の届かない部位、術後性頬部嚢腫の一部、または癌の可能性が強い場合には従来の根治手術が選択されることもあるようです。
ついでに・・・
お医者様がいくらビデオゲームが得意といってもGame Overは嫌ですねえ。絶対にCongratulations!で終えてほしい。
参考リンク
『インターネット耳鼻咽喉科:内視鏡下副鼻腔手術』
『浜松耳鼻咽喉科サージセンター:Movie一覧』
『大阪府済生会中津病院:2003.8.333.診療最前線』
『大阪大学医学部耳鼻咽喉科:鼻副鼻腔外来』
『Amazon.co.jp:保健同人社:切開しないで治す蓄膿症 』
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