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参考リンク
鼻粘膜の働き
蓄膿症を知るには、まず鼻の中を知らなければ。鼻の粘膜は超高性能。鼻腔や副鼻腔の中を全自動で加温、加湿、掃除までしてくれます。
防塵
鼻腔、副鼻腔の粘膜の表面には線毛という産毛のような小突起が無数にあって、粘液に覆われています。顕微鏡写真で見ると絨毯のようです。
普通の絨毯には毛並みがあって逆方向になでると毛が逆立ちますが、線毛にも毛並みがあり、しかも線毛の毛並みは一斉に動きます。
橋本耳鼻咽喉科さんのサイトに線毛運動を横から見た図がありますが、なんというか野球やサッカーの試合で、観客席のサポーターが“波”とかやっている感じです。
その“波”でもって、鼻の中に入ってきて粘液に付着した埃を鼻孔か喉に運んでくれるので、肺にはきれいな空気が届く仕組みになっています。線毛運動さえあれば掃除機いらずですね。
ちなみに、線毛運動で運びきれないぐらい沢山の埃が粘膜についた時に、自動的に鼻の粘膜をリセットして、きれいに掃除してくれるシステムもあって“くしゃみ”と言います。
中には遺伝的に線毛運動が弱い場合があり、鼻炎や副鼻腔炎を起こしやすい家系もあるそうです。
加湿・加温
粘膜面は血管が密集していて濡れているので、外から入ってくる空気を素早く体温近くまで温めて、加湿までしてくれます。
素早い温度・湿度調節のために、鼻腔内には上・中・下鼻甲介という骨が三段重ねで粘膜に覆われて張り出していて、空気の通り道もそれぞれ上・中・下鼻道と言う名前が付いています。
冷たい空気が入ってくると、鼻甲介粘膜の血管が膨張して鼻腔内を狭め、暖かい血流で空気を暖めます。もし空気が乾燥していれば鼻水が出て加湿し、程良い温度と湿度で肺に空気を送ります。
熱いラーメンを食べると鼻水が出るのは、湯気の熱を鼻水と一緒に逃がして、空気の温度を下げるためです。
逆に、激しい運動をすると、肺に大量の空気を送り込んだり上昇した体温を下げるため、鼻甲介粘膜の血管が収縮して鼻腔内が広がります。
夏に比べて冬の方が鼻の通り具合に抵抗感を感じるのも、鼻甲介粘膜が膨らんで、空気を暖めているからでしょうね。
ちなみに鼻炎になると主に下鼻甲介の粘膜が腫れるようです。鼻の穴の正面にある粘膜が塞がっちゃうんですね。
嗅覚
鼻腔の天井には“におい”を感じるための嗅粘膜があります。ここにある嗅粘膜の線毛は掃除の機能は無く、におい専門。嗅細胞によってにおいの分子を捕まえ、嗅覚神経に伝えます。
においを感じる部分は切手サイズの大きさですが、それでも人間は数千〜1万種類の臭いをかぎ分けられるそうです。
ついでに・・・
家の中も鼻粘膜仕上げになっていれば、冬場は加湿器や暖房がいらないので、重宝するかもしれません。花粉症の季節は、時々玄関から飛ばされたりして。
参考リンク
『橋本耳鼻咽喉科:鼻のはたらき』
『ロンドン医療センター:LIC NEWS no.5』
『耳鼻科50音辞典:
副鼻腔気管支症候群(Kartagener症候群)原発性線毛運動機能不全症候群』
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