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参考リンク
最近の蓄膿症
蓄膿症=副鼻腔炎は、近年大幅に減少・軽症化してきているそうですが、その一方で治りづらい蓄膿症が増加傾向にあります。
最近はハナを垂らした子供を見かけなくなりましたね。昔は袖口をテカテカにした子供が沢山いたんですが。(←当人)
蓄膿症からアレルギー性鼻炎へ
蓄膿症は元々農村部に多い病気とされていたのですが、その農村部では1970年代頃から激減しています。その理由としては抗生物質の発達、食事内容など生活様式の変化などがある、と言われます。
充分栄養を摂っているので風邪をひかない、ひいても病院で抗生物質をもらうから、すぐに治って蓄膿症に至らずに済むんでしょうね。
しかし、蓄膿症が減少するにつれてアレルギー性鼻炎が増加してきました。丁度農村部で蓄膿症が激減する1970年代に急増。スギ花粉症などは現在も患者数が増え続け、それに伴ってアレルギー性の蓄膿症も急増しているようです。
アレルギー性鼻炎が増加した原因は、完全には分かっていないそうですが、ハウスダストやダニ、スギ花粉の増加、食生活の変化、ストレスなどがあげられています。
寄生虫感染の激減や、子供の頃に蓄膿症にならなかったため、体の免疫がアレルギー性鼻炎を起こしやすい状態にある、という意見もあります。
難治性副鼻腔炎
副鼻腔炎は、風邪が原因でウィルスや細菌が副鼻腔粘膜に感染することによる炎症ですが、アレルギー性鼻炎が原因でも副鼻腔炎は起こります。
しかも最近の蓄膿症は、アレルギー性の副鼻腔炎に細菌感染タイプが合併したり喘息が関係する場合もあって、複雑・難治化する症例が少数とはいえ増加傾向にあります。
難治性の副鼻腔炎には以下のような種類がありますが、これらの病気についての概念は現在のところ固まってはいないようで、将来異なる解釈が成されるかもしれません。
アレルギー性副鼻腔炎
アレルギー検査が陽性で症状もアレルギー性鼻炎と同じですが、レントゲンを撮ると上顎洞に影があります。鼻水は化膿した黄色い鼻汁ではなく、さらさら。
アレルギー性鼻炎で鼻粘膜が腫れ上がり、副鼻腔自然口が塞がったために副鼻腔炎になったという説もありますが、未だに実態は不明。
アレルギー性真菌性副鼻腔炎
副鼻腔に真菌(カビ)が感染した副鼻腔真菌症にアレルギーが関与した病気です。真菌に対する1型および3型アレルギー反応が原因と言われています。
欧米では発症頻度が高く日本では低いとされているようですが、単に日本での認識が低いだけ、という説も。
好酸球性副鼻腔炎
難治性副鼻腔炎の多数を占めています。喘息と鼻茸を伴うことが多く、手術をしても再発することが多い難病です。
ついでに・・・
肉や魚がごちそうだった頃は蓄膿症が全盛で、医学が発達して生活が豊かになるとアレルギー性鼻炎が全盛。いつの時代も難病がでてくるんですね。
参考リンク
『Nasal-Allergy:副鼻腔炎とアレルギー』
『Amazon.co.jp:保健同人社:切開しないで治す蓄膿症 』
『山梨環境アレルギー研究会:アレルギー性鼻炎』
『鼻の健康についてあれこれ:好酸球性副鼻腔炎』
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