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自然(非特異)免疫3:白血球
体内に侵入した凶悪犯を退治するのが白血球。血液に含まれる細胞でいくつかの種類があります。
白血球は単球、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、リンパ球(ナチュラルキラー細胞、T細胞、B細胞)に分けることができます。白血球の半分は顆粒球が占めます。
白血球は炎症が起こると同時に駆けつける(遊走)わけではありません。全種類が現場に到着するまでに1日以上かかります。最初に到着するのは好中球ですが6-12時間程度かかります。次に単球やリンパ球が遊走してきます。
好中球
顆粒球の大部分は好中球です。好中球は真っ先に現場に駆けつけ、細菌や様々な異物細胞などの抗原を取り込んで消化してしまいます。補体、サイトカイン、次に述べるマクロファージなどが、好中球を遊走させます。また、好中球自身が好酸球を遊走させる働きを持っています。
好酸球
好酸球も異物細胞を消化しますが、あまり強力ではありません。多くの酸素を含んでいて、病原体の毒素を酸化処理します。アレルギーや、寄生虫が体内にいると増加します。
普通の人の好酸球は総白血球数の3%前後ですが、5%以上になると何らかの炎症性、中毒性疾患が疑われるようです。
好酸球は寄生虫を排除したり、くしゃみの原因であるヒスタミンを分解してくれますが、アレルギー性の炎症をより悪化させる面もあります。
日本では寄生虫が殆どいなくなったため、好酸球が暇をもてあましてアレルギー性反応を起こすようになったとの説あり。
好塩基球
好塩基球は異物細胞を食べることはなく、アレルギーに関与してヒスタミンを放出したり、好中球と好酸球を患部に呼び寄せます。また血小板を凝集させて傷口を止血する働きがあります。
単球・マクロファージ
単球は炎症組織に到着すると肥大してマクロファージと呼ばれる細胞に変化します。最初からマクロファージだと大きすぎて、身軽に動けないんでしょうね。
マクロファージの内部には細菌や異物細胞を消化する酵素が詰まった顆粒がつくられていて、好中球と同様に異物細胞を消化分解します。好中球との違いは、マクロファージは死んだ細胞も食べてしまうこと。巨大(Macro)で大食らいの細胞(PHage)なので、沢山食べてきれいに掃除までしてくれます。
ついでに・・・
マクロファージ自身もサイトカインを放出し、T細胞やB細胞を活性化させますが、これは抗原提示と言われ、獲得免疫と深い関係があります。
参考リンク
『耳鼻科50音辞典:
アレルギー性疾患と血液中好酸球検査あるいは鼻汁好酸球検査』
『東邦大学メディアネットセンター:マクロファージ』
『メルクマニュアル家庭版:非特異免疫』
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